「そろそろ子どもに習い事をさせたいけれど、どのくらいお金をかけるのが普通なんだろう?」
子供の可能性を広げるためにも色々やらせてあげたくなりますが、習い事の費用が家計を苦しくさせるのは避けたいところです。
そこでこの記事では、以下について解説します。
- 家計における習い事の費用の目安
- 家計を圧迫させない4つのポイント
- 主な習い事の平均的な月謝
あとで習い事の出費で悩まないためにも、費用の目安を知っておきましょう。
家計における習い事の費用割合は年収の3%程度が目安
結論からお伝えすると、家計における習い事の費用は年収の3%程度が目安です。
ベネッセ教育総合研究が行った「学校外教育活動に関する調査2017-幼児から高校生のいる家庭を対象に-」では、世帯年収別の一ヶ月で習い事にかける費用について報告されています。
世帯年収 | 一ヶ月で習い事にかける費用 |
---|---|
400万円未満 | 8,000円 |
400~800万円未満 | 13,400円 |
800万円以上 | 25,000円 |
このデータを見てみると、世帯年収に比例して習い事にかける費用は増加しますが、いずれも年収の3%程度となっています。
習い事で家計を圧迫させないために気をつける4つのポイント
習い事の費用は年収の3%程度を目安にとお伝えしましたが、それだけ守っていれば安心というわけではありません。
家計を圧迫させないためにも、4つのポイントを意識しましょう。
- 月謝の変動を考慮する
- 月謝以外にもかかる費用を把握しておく
- いくつか比較検討する
- 合わないと思ったらやめることも視野に入れる
1. 月謝の変動を考慮する
習い事の月謝は年齢が上がるにつれて高くなる傾向にあります。
初めのうちは余裕があるかもしれませんが、適宜見直しを行いましょう。
また、月謝は世の中の景気によって左右されることもあります。
電気代の高騰に伴い月謝も値上がりなんてことも起こりうるので、習い事の費用はいくらか余裕を持った計画にすると安心です。
2. 月謝以外にもかかる費用を把握しておく
習い事にかかる費用は月謝だけではありません。
たとえば以下のような出費があることを覚えておきましょう。
- スクールの入会金
- 交通費
- 試合の遠征費
- 衣装代
- 道具代
- 発表会代
- 合宿費用
習い事は毎月の固定費のみならず、突発的な出費があるのでそれに備えることが大切です。
特に習い事を始める際は、入会金の支払いや必要物品の準備などでお金がかかりやすくなります。
また、見落とされがちな以下の出費にも注意しましょう。
- 習い事に行く前の子どもの捕食
- 待ち時間中の保護者のお茶代
- 送迎疲れなどによる惣菜購入費
実は、習い事にかかる費用は食費にも及びます。
毎回のこととなると意外とばかにならない出費です。
3. いくつか比較検討する
習い事を始める際はいくつか候補を決め、以下のようなポイントを比較検討して入会を決めましょう。
- 家計に無理のない範囲の費用であるか
- ほかと比べて月謝は高くないか
- 通いやすさはどうか
あらかじめチェックポイントを決めておくと比較検討しやすいので、譲れない条件は何か考えてみてください。
また、たいていのスクールは体験レッスンを行っていることが多いので、できるだけ体験や見学に行くことをおすすめします。
4. 合わないと思ったらやめることも視野に入れる
習い事は集団で行われることが多く、同じ生徒であったり担当の先生だったりと、どうしても相性のよしあしは出てきます。
そのスクールと合わない場合もあるかもしれませんが、こればっかりは始めてみないとわからない部分です。
何か違うなとモヤモヤした気持ちを持ち続けてもストレスがたまるので、習い事をすることに固執せず「合わなかったらやめてもいい」くらいの気持ちで始めても問題ありません。
人気の習い事と平均的な月謝
習い事の月謝のおおまかな目安がわからないと家計の計画を立てづらいと思うので、人気の習い事の平均的な月謝をまとめました。
習い事 | 平均月謝 |
---|---|
水泳 | 6,000〜8,000円 |
サッカー | 3,000〜7,000円 |
ピアノ | 5,000〜8,000円 |
バレエ | 8,000〜12,000円 |
英会話 | 6,000〜10,000円 |
学習塾 | 5,000〜20,000円 |
ただし、スクールの規模や地域によって異なるので、これはあくまで目安として捉えてください。
月謝のみならず諸経費も含め、それぞれの詳細を確認してみましょう。
水泳
習い事の定番である水泳の月謝は、6,000〜8,000円ほどです。
水着やスイミングキャップを購入する必要がありますが、数千円程度で収まります。
諸経費は比較的少なめの習い事です。
サッカー
スポーツの習い事で人気のサッカーは3,000〜7,000円ほど月謝がかかります。
地域のサッカークラブだと月謝は安めですが、本格的なクラブチームはやや高めです。
ユニフォームやスパイクなどの購入費用に加えて、大会の遠征費がかかる場合があります。
ピアノ
楽器の習い事の中で1番ポピュラーなピアノの月謝は、5,000〜8,000円ほどです。
ピアノは有名なヤマハやカワイのほかにも個人教室が多く展開されており、そちらの方が月謝が安い傾向にあります。
月謝のほかにも楽譜などの教材費や発表会の費用がかかりますが、中でも大きな出費はピアノの購入費です。
音楽は反復練習が大切なので、家でも練習できるようにアップライトピアノや電子ピアノを準備する必要があります。
その際は数十万円ほどの出費が見込まれるので、資金繰りの計画が必要です。
バレエ
礼儀作法や美しい姿勢が身につくバレエは、8,000〜12,000円ほどの月謝が必要です。
街中のカルチャースクールなどに比べて、バレエ団所属のお教室は月謝が高い傾向にあります。
バレエは衣装やバレエシューズの準備が必要なので、そちらの費用も加味しておきましょう。
中でも大きな出費は発表会費用です。
衣装代や会場費など、5万円ほどは見積もっておくと安心です。
英会話
小学生から英語の授業が始まったことで注目されている英会話の月謝は、6,000〜1,0000円ほどかかります。
英会話は対面のスクールに加えてオンラインも充実しており、こちらの方が月謝が安いです。
スクール選びの選択肢が広いので、よく調べてみましょう。
月謝のほかには教材費がかかりますが、特別用意するものはほとんどないので、月謝以外の費用は多くありません。
学習塾
学習塾は習い事の中でも費用が高めで月謝は5,000〜20,000円ほどです。
幼児教室から学校の授業の補習、受験対策など年齢に合わせてさまざまな教室があります。
年齢が上がると月謝が顕著に高くなる傾向にあり、教材費や夏期講習代、模試の受験料なども必要です。
まとめ
家計における習い事費用の目安は、年収の3%程度です。
月謝のみならず、そのほかにも諸経費がかかることも念頭に、ご家庭でいくら捻出できるか計算してみましょう。
ただし、ご紹介した習い事費用の目安や月謝はあくまで平均的な相場です。
「我が家の場合は、ほんとうにこの支出で大丈夫かな?」と不安に思った方は、ぜひ専門家に相談してみてください。
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よりご家庭に沿った家計のバランスをプロに教えてもらいましょう。
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